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好きだったが故の絶望と「ラグビーW杯」へ想いを寄せて

盛り上がりを見せるラグビーW杯とその前に起こった絶望と

 

 

まぁ以前から時々書いたり、聞かれたり話の流れで言ったりしていますが・・・

こう見えて「元々はラガーマン」なのです。

うん。

高校の3年間ラグビー部に所属していて長野県の田舎にある「岡谷工業高校」という学び舎で全国大会(通称「花園」)へも出場をしています。

 

遡ることそうだね。今からだと30年くらいでしょうか。

まだ小学生でしたが、4つ上の兄がラグビーなんてのをやるだ、やりたいだのって話があってラグビーの存在を知って感化されたガキの俺は「俺もやる」っていう流れになって小学校の高学年の段階では明確に高校へ行ってラグビーをやろうと決めていた。(田舎でもあったので私立の中学校など近くには存在しないし、通う予定だった中学校にはラグビー部はなかったので自動的に高校からスタートというのが基本だった。+今では少しラグビーが盛り上がってきて小、中学生から始めることが出来るラグビースクール的なものがあるけれど当時はそういったものは僕の地域にはなかったと思うのだ)

中学生の頃は一通りのヤンチャ坊主でしたけど、その間もラグビーをやろうという意志にゆるぎはなく、今でもそういった性格性があるけれど1つのことにハマってしまうと視野がとても狭くなる傾向が強い性格だった為、良かったのかどうかはさておき煙草などを吸わない中学生(まぁ当たり前と言えばそうなんですけど・・・)で卒業まで至りました。

 

ある意味での絶望を味わったのは「それ(つまりラグビー)」しか考えず進学し、ラグビーだけの為の3年だと心から思っていたこと。

上にも書いた通り視野が今よりもさらにさらに狭い人間だったしね。

 

絶望はある部分では最初からだった。

俺はとにかく自他共に認めるほどに足が遅かった。(たぶん今も遅い)

それは男の子的にはちょっとしたコンプレックス、トラウマ的になるほどのある種の劣等感でもあった。

ちなみに中距離走、長距離走はなかなか得意ではあったのだけれどラグビーに必須なポテンシャルでもある短距離走は遅かった。(いやぁ〜遅かったなぁ)

 

でだ、そういう自分のポテンシャルを知っていたから入部以前から俺が希望していたポジションってのは背番号で言うと「2」で、今回(前回のW杯にも出場しているけど)の日本代表選手で言えばおしゃれドレットがクールな堀江選手が務めるフッカーというポジション。(もうね、堀江って選手はすごいのよ〜あんなフッカー見たこと無いもん。バックス並みのパスのポテンシャルや献身的なフォロープレー、全体的なバランスに優れていて相手との距離感を掴むのが本当に上手だと思う)

体も幼少期からやや丸型(この辺りを大体信じてもらえない)だったし足も遅かったから可能性のあるポジション的なものとしてもフッカーをやりたいとガキの頃から思っていた。

 

が、しかし。

監督に言われたのは「お前は兄ちゃんがバックス(背番号9〜15)だったからな。お前もバックス・・・」(ちなみに兄は「15」のフルバックで同じ高校の先輩として花園へ出場していた)

 

『そんな決め方ある?』

 

まぁ、実際そうだったから事実なんだけどね。(笑)

 

で、結局俺は3年間バックスの中のスタンドオフ(10)、センター(12,13)というポジションをメインにしていた。

 

まぁね、結果的にはポジション的には慣れるごとに気に入っていって楽しくてよかったんだけどやっぱり最初から懸念していた足の遅さは健在でプレーの中で言えば割と最初の頃はパワープレー型でもあったのでいい感じで相手のディフェンスを抜けて行ってゴール寸前まで行くんだけど、とにかく足は遅いから最後の最後で捕まっちゃったりトライ目前のところで後ろの仲間にパスをして自分はトライは出来ずっていうのが多かったなぁ。

監督やコーチにも「お前は抜けるのにトライまでいけないんだよなぁ〜」って『だから最初から俺そう言ったやん!!!』ってお話です。

・・・

で、そんなこんなで入部から2年。

もう一度絶望が起こります。

ラグビー夏の合宿の聖地と呼ばれてる(もちろんプレイヤーにとってのその聖地とはあくまで地獄の地と呼んでいいのだけれど)菅平高原(長野県)という場所での夏の合宿での出来事。

うちの高校では夏休みの間に合宿が2度あって、1つ目は夏休みの初日から始まる地獄の校内合宿と呼ばれる学校内で10日ほど泊まり込んでの主に基礎練習や体の作り込みを中心とした合宿。(もうこれね、本当に逃げ出したいくらい辛かったぁ。練習自体もキツイけど、体を大きくするために死ぬほど食べさせられる食事の方が俺は辛かった。。。かなり逃げてたけど。(笑))

で、この校内合宿が終わるとそのまま続いて行われるのがこの菅平合宿というやつで、これはこの聖地と呼ばれる場所に全国から高校生、大学生などが集まっているといった利点を生かして合宿中のこれまた10日くらいをずーっと他校との試合ばかりをして過ごすのが定番だった。(たぶん今もだよね?)

この日のポジションは確かセンターだったと思う。(今回のW杯だと中村とかラファエレとかが努めてるポジションね。昔だと朽木とか平尾もやっていたり吉田とか元木とかね)

相手は茨城県の茗渓学園(昔のことなのに良く覚えているもんだね)だった。

相手ボールで抜けてきたトイメン(対面)のセンターへきれいに俺のタックルは入った・・・

つもりだった。

 

・・・

 

てか、実際キレイには入っていたんだと思う。

 

まぁ人生すべてあらゆることに言えると思うけど「タイミング」ってきっと大切。

 

相手の膝と交錯したのは低いタックルを意識して突っ込んだ俺の顎の部分でそれはどうやらキレイに膝蹴りの状態で俺の顎を砕きました。

試合中ってのはアドレナリンが出ているから痛みは感じなかったんだけど、明らかに口が閉じない状態。

まぁ、結果すぐに試合から降ろされて病院へ直行。

医師はレントゲンを見るなり「あー、これ見てぇ〜。ね、分かるでしょ?しっかり折れてるねぇ〜。うん。キレイに折れてるね」って。

 

素人の俺が見ても分かるほどそのレントゲンの写真では顎の骨のところに2箇所しっかりと隙間が出来てて(口の真下と右耳の下側のところ)完全に顎の骨が折れて脱線した状態。

 

ここから治療の話を書くととてもじゃないけど途方もなくて割愛するけど、まぁ簡単に言えば「重症+ほぼ復帰不能」って感じでした。

当時70キロ近くまであった体重はメキメキと強制ダイエット(だって折れてるから固形物なにも食べれないしね)のように落ちていき、退院して復帰した数カ月後には自分でも分かるほどの別人の体型になっていました。(今にほぼほぼ近いけど)

 

いやぁ〜辛かったなぁ。

精神が。

だって、ガキの頃からこの3年だけを考えて生きてきてガキながらこれに人生を賭けていた。

真っ暗というのは正しいのかもしれない絶望に居ました。

 

ただし、今こうやってこんなところでなにかを書いたりしていられるのはこの絶望というタイミングがあってこそと前向きに捉えればそれまでだし、それを良しとして今は今を楽しんではいる。またこの絶望の間に覚えた読書という趣味、孤独という時間、諦めという世界。そういったものが今の自分を形成し礎になっているとも言えるのだとも思っている。

 

まぁそんな訳でラグビー自体には大きな思い入れがあるんです。

他のスポーツも見るのも自分でやってみるのも大抵好きだけれど、やはりちょっとその中でも特別な種目です。

今、日本は初の決勝トーナメントを目指してのとても大切なところ。

俺がガキの頃(それは本当の意味でまだどうしようもなく世界との差があった頃の、平尾誠二が全盛期だった頃)にも思い描くことさえも出来なかった世界との戦いの舞台。

前回大会ももちろん良かったけれど、今回は日本での開催だからさらに格別。(観戦チケットも取れなかったしどちらかと言えばインドア派なのでじっくり自宅でテレビ観戦好き)

 

うーん。

今回のW杯のことを書こうと思ったら自分の悲劇話で長くなってしまったのでまたその辺りは次の記事にしようかな。

今回は盛り上がっているけどまだまだ日本ではマイナースポーツのラグビーですがぜひこの機会にテレビででも良かったら観てみて下さい。ルールなどが難解でちょっととっつきづらく感じるかもですが迫力もあるしぶつかり合いが激しいスポーツなので観るだけでもきっと楽しめると思いますよ。

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