クライアントからの依頼で絵を描いている
絵を描くことは実のところ昔からとても好きで、それこそ幼少期(そうだな、保育園から中学生までくらい)に至っては文字通り朝から晩まで紙に向かったり、相手が紙でなくてもひたすらに絵を描いていた覚えがある。上手であった訳ではないし今この年齢になって俯瞰して当時の絵を眺めることが出来たとしてもそこには秀でた才能を認めることはきっと出来ないと思う程度の「ただこいつは絵が好きだ」といったものではあったと思う。
その後趣味、プライベートとして絵を描くような環境からは離れてしまったけれど(当時は趣味としてセル画を描いていたり、画材屋へ行くことで心から心が高揚したのも覚えている)なんらかのカタチで今でも時折は絵を描くことがあるし、それはある意味では自分の仕事の概要作りであったり、輪郭を作る大切なものでもある。
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まだカタチにもなっていないWEB SITEのクライアントからロゴとして(最終的には全体を作るけどまずはロゴから)「犬と人間の絆を感じるロゴ」という依頼があったので、まずはなんとなくそのイメージ作りの為と今まだ慣れないけれど新しいパソコンのツールの勉強としてラフスケッチを描いたのがトップの画像に使ったワンコの絵。
正直言えば15分くらいしか掛かっていないけど(笑)。
結構自分で気に入ってしまってさ。
ロゴを作ったり、WEB SITEを作ったり、洋服のデザインをしたり。(ま、すべて「デザイン」という言葉で片付けられるな)
その全てに込めていることがある。
それは「物語」、つまりストーリーというもの。
例えば洋服だったりするとそういった俺個人が想うそういった物語の裏側などは知らなくても、その服が気に入って買ってくれたらそれでいいし、ロゴであっても街角で偶然見掛けて「あ、可愛いな」とか「カッコいいな」というだけでもいい。
けれど、その裏側には必ず単に輪郭という意味合いでのデザインだけでなく「心」を込めていたい。
つまりはその裏側を知っているのは作っている俺本人と依頼者、クライアントだけだとしてもそれは大きな意味と意義があるのだ。
だって、例えばロゴで言えばそれはクライアントさまにとっては生涯に渡る看板にもなる可能性だってある。名刺とも言えるし屋号の顔でもあると言える。そこにセンスを見出すことは当然でもあるだろうし、想いの有る無しではそれ自体を大切に想う心の在り方が大きく変わると俺は信じているのだ。
例えばこの絵で言うと、「犬と人間の絆を感じるロゴ」というクライアントのイメージをどういう絵にしたら伝わるかな?と考えた。
クライアントさんが一緒に暮らしているワンコの犬種を少し想像しながら描いた。
ワンコってね、人間よりは大抵(つまりそれはほぼ100%)地上に近い場所で生活をしている。
そんなワンコが飼い主(俺は親御さんって思ってるけど)を見る時にはそのほとんどが上を向くことになる。
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もうね。そういう目って最高に可愛いのよ。
もうちょっとがんばって精進して上手になろうと思う今日この頃です。
相変わらず爆裂な忙しさの中に身を置いていますが、それ自体が大きなありがたみだと思って今日もがんばろうと思います。