空にはいつも月があるのに
9月はやっぱり特別で偶然にもカミさんのお義父さんと同じ日の去年にうちの長女が亡くなった。
お義父さんには一度も逢えなかった。
長女を思い出す。
涙はいつもそばに居る。
この月、9月はどこまでも広がっていてきっと毎年俺の心をどこへも連れて行ってはくれないような気がするんだ。
心はどこへもいかないけれど、体は移動をする月なのだ。
今日のこれから九州へと向かう。
車で。
法事。
カミさんと一緒に住むようになって最初の数回は飛行機で通った。
でも居なくなってしまった長女を飛行機に載せた時、そのフライトの時間が辛かった。「もし」はないと言う絶対性はそこにはないから「もし」があった時の責任を感じた。
だから車を手にして、車で帰ることにした。
片道は1300キロくらい。
往復するとなんだかんだで3000キロくらいになる距離。
ワン子供とカミさんとの旅。