生まれきたことへ
随分と「普通」になったと感じることが多いし増えた。
幼少期から抱えてきたもの。
それを手放すことにさしたる理由はなく、いつだって良いような気がしていた。
今はそうはいかないと自分に言い聞かせることが出来る。
やはりそれは家族という存在が大きいことは言うまでもなく。
どの方法が良いか真剣に模索した長い時間が在った。
実際にどの方法もとらなかったのは単にめんどくさかっただけかもしれないし、ある種の勇気がなかっただけかもしれないが、いずれにせよ偶発でも奇跡でもラッキーであったと今では想う。
その偶然に対しての責任を自分がどう請け負うのか。
預かった命を残して自分が先にという曖昧で無責任なことは言えないし出来ないと。
今は想うのだ。
Camera / Leica M – Typ240
Lens / Leica – Summicron 35mm f2.0(メガネ付)
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今日の1枚
砂の隆起、穂の粒。
陽炎のように。
潰れそうな中に映る世界は好きなもの。